週末は大荒れ?低気圧いろいろ
週末はまた天気が大荒れになるらしいです。
大荒れの時によく出てくる「爆弾低気圧」。爆弾低気圧が来ると天気が大荒れになるのはわかるのですが、爆弾低気圧とは具体的にどのようなものなのでしょうか?
◆爆弾低気圧の定義
中心気圧が24時間で24hPa×sin(φ)/sin(60°)以上低下する温帯低気圧(φは緯度)。例えば北緯40°なら17.8hPa/24hが基準となる。(気象科学事典等による)
「急速に発達する低気圧」などと言い換える。
爆弾低気圧の定義は研究者や機関によって違いがあるようです。
◆爆弾低気圧がもたらす災害
深刻な気象・海象災害をもたらすという点において、熱帯起源の台風と中緯度起源の爆弾低気圧は双璧をなす総観規模擾乱ですが、台風は主に夏季から秋季、爆弾低気圧は主に冬季から春季にかけて日本に大規模災害をもたらすことがあります。
被害地域は共通点も多いですが、爆弾低気圧は日本海沿岸や北海道・東北の太平洋沿岸の高波被害や局地的大雪の発生要因として非常に重要な擾乱です。また、海難事故(船舶の座礁や転覆など)の原因ともなります。爆弾低気圧の経路によっては太平洋沿岸地域の豪雨災害を発生させる場合もあります。
人的被害のみならず、農作物被害やライフラインの損傷など経済的損失も多大です。
◆いろいろな低気圧
低気圧には爆弾低気圧以外にも面白い名前の低気圧があります。
- 超低気圧
- 二つ玉低気圧
- 熱的低気圧 など
それぞれの低気圧の定義は気象庁のホームページをご確認ください。
爆弾低気圧は冬から春にかけて発生します。
発生すると強風や大雪など生活に大きな影響を与えます。
皆さんも天気予報にはご注意ください。
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