薬剤師がラックアップ 採用難易度ランキング

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医療・介護・福祉の人材は、高齢化の進展や福祉の拡充のため就業者が増え続けています。
しかし、職種毎に需給バランスは異なり、比較的採用しやすい職種もあれば、非常に採用が難しい職種もあります。一部の職種は景気にも影響され、有効求人倍率が上がると医療事務、看護助手、ヘルパー・介護職などの職種は採用が難しくなる傾向があります。

さて、今回の調査結果で採用難易度1位は前年に続き医師です。人口あたりの医師数は、いまだ先進国の平均にも達しておらず、しかもフリーアクセスであるため国民1人あたりの受診回数は先進国でトップクラスです。
2位は薬剤師。医薬分業の進展や病院での需要増加、薬剤師国家試験の合格率低下などにより人材不足が強まっています。
3位はヘルパー・介護職。介護職の有効求人倍率(厚労省発表)は年々上昇しており、高齢化での需要の増大だけでなく、好景気により他業界に人材が流出していることから、採用が一段と難しくなっています。

全体の傾向では、介護職(ヘルパー、介護福祉士、精神保健福祉士)、リハ職(言語聴覚士、作業療法士、理学療法士)、保育士で採用難易度が高まっています。中小の介護事業者、保育園、診療所では、ハローワークや知り合いの紹介に依存する傾向があり、採用難易度が高い職種は、採用手段の多様化など採用力の強化が必要です。
また、看護師、助産師、保健師は配置基準の緩和や大学看護学部の新設ラッシュなどで採用難易度は緩んでいます。
歯科(歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士、歯科助手)は、大きな変化はありません。

 

 

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