宇宙で医薬品開発

response.jp

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、ペプチドリームと、国際宇宙ステーション・(ISS)「きぼう」日本実験棟を利用した高品質タンパク質結晶生成実験を包括的に実施する受託契約を締結した。

契約期間は2017年8月まで。

今回の契約では、ペプチドリームが保有する複数の創薬ターゲットを対象に、JAXAが試料生産への技術的助言から宇宙実験までの一連の作業を受託する包括的な契約内容となっている。個々のタンパク質結晶化実験ごとに契約を締結していた従来の契約形態と比べて、ペプチドリームの研究の状況に応じた迅速、柔軟な宇宙実験の実施が可能となる。

特殊環状ペプチドによる創薬開発プラットフォームシステムという技術で創薬研究開発の分野をリードするペプチドリームと、微小重力環境という稀有な研究環境を活用した高品質タンパク質結晶化プラットフォームを持つJAXAが包括的に連携する。これによって従来の取り組みと比べ、より短期間、効率的に創薬標的タンパク質と医薬品候補化合物の構造情報を取得し、日本発・世界初の医薬品創成の早期実現を目指す。

ペプチドリームは、昨年9月、ISS「きぼう」日本実験棟で行われる高品質タンパク質結晶生成実験第2期シリーズ民間利用促進コース(トライアルユース)に応募して選定された。

これまでにペプチドリームが提供した試料をJAXA側で宇宙実験に向け、タンパク質試料の精製、結晶化条件を検討、既に地上での結晶化に成功した。3月にロシアのプログレス宇宙船に搭載され、宇宙実験を行い、詳細な構造情報の取得を目指す。

 

 

宇宙兄弟(25) (モーニング KC)

宇宙兄弟(25) (モーニング KC)

 

 

いろいろ一新しました。ロート製薬

新CI「NEVER SAY NEVER」制定 | ロート製薬株式会社

ロート製薬株式会社(本社:大阪市、社長:吉野俊昭)は、新しいCI(コーポレートアイデンティティ)「NEVER SAY NEVER」を制定いたします。
ロート製薬は様々な新しいチャレンジをしてまいりました。「目薬」や「肌ラボ」、「Obagi」、「和漢箋」など、美と健康の商品をお客様へ送り出す、基幹事業であるヘルスケア事業。インド、バングラデシュというエマージング市場への参入。再生医療研究への挑戦。健康を根底から支える「食」であるアグリビジネスへの参入。今後、さらなる「健康」への挑戦の想いと決意を込め、新コーポレートアイデンティティを制定します。
また、世の中を健康にするために、まずは自分たちが健康であることが第一であると考え、『“働く”を健康に』の取り組みを具体的に実施する「健康経営推進グループ」を社内に立ち上げ、更なる健康経営を目指します。
そして、自らの「NEVER SAY NEVER」を実現するために、常識の枠を超えてチャレンジすることができる一つの仕組みとして、会社や部門という枠組みを超えた働き方に挑戦できる、「社外チャレンジワーク制度・社内ダブルジョブ制度」を制定いたします。

 SMAP×SMAPのオープニングでお馴染みのロート製薬がいろいろ一新しました。

◆新コーポレートスローガン

新コーポレートスローガンは「NEVER SAY NEVER」。直訳すると、「不可能は絶対にない」という意味ですが、これは決して“ど根性”で仕事に励む、という意味ではなく、その先の幸せ、誰かのために困難にも当たる覚悟を持つという宣言です。
この覚悟をもって私たちが目指すこと、それは「健康寿命」への挑戦です。「健康」は、誰もが願うことであり、幸せの源です。ロート製薬が考える「健康」とは、病気にならないというだけではありません。自分が健康であることで、家族が健康になり、社会へと健康が広がっていく。そして、心身ともに健康であるだけでなく、社会に貢献することも含めて「健康」と考えています。

◆ 新ロゴマーク

http://www.rohto.co.jp/~/media/cojp/company/philosophy/img_ci2016_jp.png

◆「健康経営推進グループ」設置

世の中を健康にするために、まずは健康産業に携わる者として自分が健康であるということが第一。ロート製薬の目指す健康経営は、医療費の削減や生産性を高めるということだけではありません。自立したセルフケアを行うことができ、働いている時間だけでなく、生涯現役で過ごせる人財を創出していくこと、更には健康経営の輪を広げていき、社内だけでなく社外にも取り組みを広め、社員も社会も健康にしていくことだと考えます。
この目標を実現する部署として、2016年1月に新たに「健康経営推進グループ」を立ち上げました。『“働く”を健康に』をテーマに、既存の組織と連携して社員の健康に関して一元化してマネジメントしていきます。2016年には、具体的な健康指標と数値目標を設定し、目標達成に向けて具体的な取り組みを順次スタートしていきます。
併せて、ロート全社の健康を視える化した「健康白書」を作成するなど、様々な取り組みを実施していきます。

◆「社外チャレンジワーク」「社内ダブルジョブ」

自らの「NEVER SAY NEVER」を実現するため、常識の枠を超えてチャレンジすることができる一つの仕組みとして、「ロート製薬」という会社の枠を超え、より社会へ貢献し自分を磨くための働き方ができるよう二つの制度を制定します。「社外チャレンジワーク制度」とは土・日・祝・終業後に収入を伴った仕事に就業すること(兼業)を認めるというもの。「社内ダブルジョブ制度」とは、一つの部署にとどまらず、複数の部門・部署を担当できる制度。どちらも社員からの自発的な立候補により審査されます。どちらの制度も社員のプロジェクトによるアイディアにより制定されたものです。

 

 

ロート製薬のスマートごはん

ロート製薬のスマートごはん

 

 

最新がん治療「ホウ素中性子捕捉療法」が臨床試験期間入り

臨床試験期間入り 最先端がん治療法「ホウ素中性子捕捉療法」 南東北BNCT研究センター

郡山市の総合南東北病院敷地内にある南東北BNCT研究センターで、運営母体の脳神経疾患研究所などが取り組む最先端のがん治療法「ホウ素中性子捕捉療法」(BNCT)が臨床試験期間に入った。同研究所の渡辺一夫理事長が25日に記者会見して今後の取り組みなどを説明する。厚生労働省の医療機器認定を受け、一般医療機関では世界初となる治療開始を平成30年度に目指す。

https://www.minpo.jp/news/detail/2016022329053

 最先端のがん治療法「ホウ素中性子捕捉療法」(BNCT)が臨床試験期間に入ったそうです。

◆ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)とは

原子炉等から発生する中性子とそれに増感効果のあるほう素との反応を利用して、正常細胞にあまり損傷を与えず、腫瘍細胞のみを選択的に破壊する治療法です。現在は臨床研究の段階です。がん細胞と正常細胞が混在している悪性度の高い脳腫瘍をはじめとするがんに特に効果的で生活の質(QOL)に優れています。

ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)とは - 中性子捕捉療法(BNCT)

 

 

切らずに治すがん治療―体にやさしく腫瘍を狙い撃ち

切らずに治すがん治療―体にやさしく腫瘍を狙い撃ち

 

 

買い物難民をドローンで解決

www.yomiuri.co.jp

買い物難民とは

過疎化で商店が撤退・廃業したり、高齢で行動範囲が狭くなったりして、食料品や生活必需品の買い物に困る人々。内閣府の「2005年度高齢者の住宅と生活環境に関する意識調査」によると、60歳以上の高齢者の16・6%が、現在住んでいる地域で不便な点として「日常の買い物」を挙げている。経済産業省は、この割合に全国の高齢者数をかけ、「難民」は約600万人と推計している。買い物難民とは - コトバンク

 このような買い物難民を解消するために、ドローンの活用が始まりました。

今回の実験は国土交通省が実施ました。実験の内容は約500メートル先の目的地に、食料品を運ぶという内容で、実験は成功しました。

このような実験はすでに行われているものや、計画されているものが多数あります。

今後、日本各地で買い物難民が解消されること期待します。

 

「買い物難民」をなくせ!  消える商店街、孤立する高齢者 (中公新書ラクレ)

「買い物難民」をなくせ! 消える商店街、孤立する高齢者 (中公新書ラクレ)

 

 

スキルス胃がんをもっと知って

www.sankei.com

早期発見が難しく進行も速いことが多い「スキルス胃がん」の基本的な知識や療養の心構えなどを患者の視点でまとめた冊子「もしかしたらスキルス胃がん-治療開始前に知りたかったこと」を、患者会「希望の会」(東京)が作成し、会のホームページで公開した。

 スキルス胃がんは胃壁の中に染みこむように広がるため、内視鏡検査などで発見が難しい病気です。また患者数も少なく、医療現場でも理解が十分ではないといも言われています。

 

そんなスキルス胃がんについての正しい情報を得るためにも今回公開された情報冊子を一度読んでみることをおすすめします。

npokibounokaihp.wix.com

スキルス胃がんになってから考えるのではなく、事前に知識を持って準備しておくことが大切ですね。

 

新編 スキルス胃癌―基礎と臨床

新編 スキルス胃癌―基礎と臨床

 

 

新薬の値下げを抑制

www.nikkei.com

国は財政の上の関係から、薬の値段を下げようとしています。その動きのひとつがジェネリック医薬品です。

しかし、一部の新薬で値下げを抑制しようという動きが出てきています。

その薬の対象が次のような条件に当てはまる新薬です。

  1. 国が開発を依頼した薬
  2. 海外で同じ種類の薬が発売されてから10年以上経過
  3. 海外価格の3倍超  など

薬の値段は国が決めています。

国が決めた価格が下がり過ぎると医薬品メーカーの開発意欲をそぐことになります。

そこで上記のような制度がスタートします。

国の財政だけを考えれば薬が安いことに越したことはありませんが、薬の開発費も無ければメーカーは新薬の開発を行えません。

財布の紐を締めるところはしっかり締めて、必要なところには投資する。

何事もバランスが大切ですね。

画期的な新薬が出てくることを期待します。

 

薬がみえるvol.1

薬がみえるvol.1

 

 

ジカ熱と小頭症の関連が濃厚に

www.sankei.com

ジカ熱と小頭症の関連が濃厚となってきました。

ジカ熱対応チームのトップを務めるエイルワード氏は19日、妊婦の感染と新生児の小頭症との関連について、ますます疑いが濃厚になっているとの見解を示しました。

これらの関連性の確認には4~6ヶ月かかる見通しです。

◆小頭症とは

頭蓋骨の縫合が早期に完成するために頭が極端に小さいものと,脳の発育が悪いために脳体積が小さく,頭蓋腔の容積も拡大しないものの二つがある。知能の発達遅滞が顕著である。前者は頭蓋骨癒合症の治療に準じるが,後者には有効な治療法がないことが多い。

 ウイルスの影響は、新生児の羊水で見られた。これは、ジカ熱が先天的欠損症に関連があったという保健当局の懸念を裏付けるものだった。研究グループは、小頭症の新生児が2010年と比べて、2015年に20倍に増加していると報告した。特に2015年10月以降、症例数が急増。ブラジル26州中14州で、計7人の死亡例を含め1248件の小頭症の症例が報告された。

「ジカ熱」について知っておくべきこと。赤ちゃんの「小頭症」が急増